2011年5月27日金曜日

今年のユニクロ「ブラトップ」は1000万枚!

こんにちは、川原好恵です。

東京も30度近くになる日もあったり、そろそろ夏本番へ向けて
準備が必要になってきましたね。
今年は節電による暑さ対策が最重要課題となりそう。
そこで大切な役割を果たすのが下着です。
各社、最新技術を駆使した機能素材と構造で、
日本ならではの高性能製品を打ち出しています。
下着の選択次第で体感温度はぐっと変わるもの。
夏下着についての詳細は、近々「最旬ランジェリー通信」
レポートする予定なので、ご覧ください。

さて、本日は"夏の下着"としてすっかり定着した、
ユニクロの「ブラトップ」についてのお話。
先日、商品&新作CM発表会があったのです。
5月23日からCMがオンエアされているので、
すでにご覧になった方も多いかと思いますが、
今年のイメージキャラクターは、今をときめく水原希子さん。
もはやユニクロは旬のモデルもハリウッド俳優も
楽々キャスティングな感じですね・・・。
発表会にはご本人が登場されたのですが、その透明感のある美しさには、
思わず息を飲んでしまいました。



そのブラトップは2008年に発売され、その年300万枚を売り上げました。
カップ付きのキャミソールは、ずっと以前から下着メーカーによって
発売されていましたが、まるで初めて世に生まれた商品の
ように話題になりましたよね。
すべてマーケティング戦略の勝利といえるでしょう。さすが世界のユニクロ!

そして、2009年、2010年は900万枚を販売。
2011年は世界で1000万枚を販売予定なのだそうです。
1000万枚とは驚きの数字ですが、これは「消極的な数字」と、
執行役員の方はおっしゃってました。
ユニクロはあの保温インナー「ヒートテック」を、2010〜11年秋冬だけで
7000万枚販売しているので、それに比べたら
確かに控えめな数字かもしれませんね。
そうそう、ユニクロはパリでも人気ですが、
極寒の日にはヒートテックを着ていると、カトリーヌ・ドヌーブが
つぶやいたという話も聞きましたよ(笑)。

今年の「ブラトップ」の目玉は、例年の「コットンブラトップ」に加え、
汗や湿気を吸収し、衣服内の温度を快適に保つ繊維を使用した
「サラファインブラトップ」の発売。
まさに、暑さ対策が重要視される今夏にぴったりのアイテム。


「サラファイン」は東レとの共同開発繊維ですが、こういった機能素材は
日本のお家芸。
ハイテクノロジーを駆使した日本の素材開発力は、
世界中からリスペクトされ、多くの有名ブランドや
ファッションチェーンで使用されています。
ある英国の大手小売業の開発者は、そんな日本の機能素材と
機能商品のリサーチのために年に数回、日本を訪れるほどです。
そういえば、あるエッジィな若手デザイナーを取材したときのこと、
「僕達の商品がたくさん売れるようになったら、日本のハイテク素材を
使うのが夢なんだ」と言われ、とても誇らしく思ったことを覚えています。
機能素材だけでなく、美しさを競うレースも日本企業の製品は人気。
ラペルラ(イタリア)、シャンテル(フランス)といったラグジュアリーな
ヨーロピアンランジェリーブランドや
カルバン・クライン(アメリカ)、ヴィクトリアズシークレット(アメリカ)と
いったアメリカのメジャーブランドが日本企業の製品を継続して採用しています。

震災後の風評被害によって、世界では日本製品に対し、
さまざまな反応がされています。
私は、開発者達や職人達の長年の努力と情熱によって築き上げられた
「ジャパンクオリティ」が、決して揺るがないことを心から祈っています。

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