2011年7月23日土曜日

新生Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO

こんにちは。エディターの近藤陽子です。

さて、先週日本のファッション業界ではずっと噂されていたある動向が公開され、その記者会見やお披露目パーティも開催され大きな話題を呼びました。

それが「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO」。
そう、あのドイツの高級車でおなじみのメルセデス・ベンツが官民一体のファッション振興イベント「JFW」の冠スポンサーになったのです。


経済産業省からの予算が縮減し(さらには合繊メーカーやアパレルといった協賛企業からの支援金も景気後退で減少)、スポンサー探しを余儀なくされていたJFW推進機構とクルマ離れが指摘される若年層に対してより良い訴求を目指したいメルセデス……この2つの蜜月によって今後どのように新たなムーブメントが起こるのか?
それはまだわかりませんね。
アメリカの大手代理店、IMGとも昨年スポンサーシップの提携をしたことだし、成功事例と言われるNYコレクションのように発展すればいいのですが。

とにかく、10月15日〜23日に予定されている次のファッション・ウィークでは、有料チケット制のイベントや海外ブランドを招致したショーも予定されているそう。
前回は東日本大震災の影響でショー中止を余儀なくされたブランドも多いので、次回は日本のブランド発展、ファッションの振興に新たな光が芽生えることを願ってやみません。
日本には、海外にももっと認知されるべきブランドがたくさんあるので!

●SOMARTA


●AKIRA NAKA


●mint designs


●motonari ono

●ANREALAGE


先の川原さんのブログでは、海外の大きなトレードショーで主催者はもう日本に目を向けていない、とありました。
同じく私の場合も、海外のコレクションに足を運ぶ際、日本人枠の席が減ってきたな……と実感しています。
ランウェイを歩くモデルも、アジア人だと今は圧倒的に中国人が台頭しています。

とはいえ、同じくセンチメンタルな気分に浸っている場合ではないですね。
日本ブランド側からの視点だと、今は日本のファッションが新しく生まれ変わるための嵐の前の静けさ……といった感じもするし、これまでのクリエーションありきだけでなく、ビジネスにも特化した取り組みが具体化されていくのでは、とも思います。
これまで同じ日本人として、日本ブランドをたくさん見続けてきました。
まだまだ知らないことも多いとは思いますが、自分も含め本当に頑張っていきたい。。

ちなみに、次のファッション・ウィークのキーヴィジュアルはSIMONE INC.代表のムラカミカイエが指揮の元制作されるそう。
またADとして米津智之&ティファニー・ゴドイのクリエイティブユニットもErotyka参加し、フォトグラファーには土井浩一郎、スタイリストにTOSHIO TAKEDA、ヘアスタイリストにASASHI、メイクアップアーティストにUDA、そしてモデルにDaisuke(2011-12AWのドルチェ&ガッバーナの広告キャンペーンに抜擢)&Maaya(以下、敬称略)と錚々たる顔ぶれ。
いやがうえでも今後の動向が気になります!


ファッションエディター&スタイリスト
近藤陽子

Fashion editor & Stylist
Yoko Kondo

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