2011年7月15日金曜日

オーガニックコスメはお好き?

こんにちは、川原好恵です。

みなさん、スキンケア商品は何を基準に選んでいらっしゃいますか?
やはり、いちばんは「効能」、次に「価格(コストパフォーマンス)」
でしようか。
あとは販売員さんとの相性、評判、買い易さ・・・などなど。
ちなみに私は「香り」を重要視しています。
いかにも"作られた人工的なにおい"が、本能的に苦手なのです。
その結果、現在は「オーガニックコスメ」と呼ばれるものを愛用しています。

このオーガニックコスメ、最近は女性誌でもよく特集が組まれ、
百貨店でも、「ナチュラルビユーティスタイル展 @名古屋タカシマヤ(6月)」
「GREEN MAKES YOU SMILE@東急百貨店(5〜6月)」
「ORGANIC BEAUTY FAIR@渋谷西武(5月)」など、
頻繁にフェアをやっています。
新宿伊勢丹2階の「ビューティアポセカリー」などは、
このオーガニックコスメを集積した先駆け。
早い話、ちょっとしたブームなわけです。




その市場は数値にも現れています。ちょっと前の数値ですが、
2009年で80億円規模(前年の1.9倍の伸長)、2010年は85億円の見通し
(「WOMAN nikkei online」より引用)なのだそうです。
もちろん、その市場は現在も拡大傾向です。

ただし、この「オーガニックコスメ」、
基準がさまざまなのも悩ましいところ。
「オーガニック(organic)」なので、
「農薬や化学肥料を用いずに育てられた植物を原料としたコスメ」
というのが基本なのでしょうが、
そのオーガニック植物原料が100%近くを占めようが、
1%しか入ってなかろうが、「オーガニックコスメ」と
言えてしまうのが現状。
そこで、「オーガニックコスメ」として高い品質と安全性があることを
証明する方法のひとつとして、多くのブランドが取り入れているのが、
さまざまな認証マークをパッケージに掲載すること。
例えばヨーロッパの製品でよく見る「エコサート」、
英国でオーガニック食品の認定から始まった「ソイルアソシエーション」、
米国農務省認定の「USDA」などです。




オーガニックのヘアケア製品として革命的なヒットとなった
ジョンマスターオーガニック」はUSDA認定。
自然療法をベースにオーガニックコスメを提案する
ニールズヤード レメディーズ」はソイルアソシエーション認定。
スタイリッシュなパッケージで人気の「キールズ」は
エコサート認定といった具合です。
もちろん、オーストラリアの「ジュリーク」のように、
認証マークが入っていなくても、素晴らしいブランドもあります。





食品同様、オーガニックの需要が高まるということは、
その生産背景が広がっていくこと。
その結果、農薬や化学肥料を使う農地が減って
地球環境が良くなる。これは言うまでもなく素晴らしいこと。
それに、植物のパワーを吸収した肌は生き生きと輝き、
その香りを楽しみながらのスキンケアは癒しの時間となります。
とはいえ、"ブーム"が到来し、注目を集める中、
"オーガニック"や"ナチュラル"、"自然派"を唱うブランドが乱立するのも、
市場の自然な流れ。
消費者は、自分自身で見極める目と感性を持つことが大切な時代に
突入したようです。

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