2011年3月5日土曜日

話題のコンセプトストア、LN-CCへ

こんにちは、川原好恵です。

今日は、先日ロンドンで訪れた、最高にエッジイな話題の店
「LN-CC」についてレポートします。
最近、日本のモード誌などでも紹介されていたので、
情報通の方は、すでにご存知かもしれませんね。

今、ロンドンの面白い店は、ショーディッチを中心とする
イーストエンドに集まっているわけですが、
この「LN-CC」は、ショーディッチのさらに北、
ダルストンにあります。
ダルストンは、家賃が高騰したショーディッチからアーティストなどが
移り住み始めているエリア。
洒落たバーやレストランができ始めているとはいえ、
まず、ツーリストにはなじみのない街と言っていいでしょう。
私がコントリビューターを務めるWGSNのスタッフと
一緒に訪れたのですが、
正直「この街のどこに、そんなカッコイイ店があるの?」と
疑問を抱きながら向かいました。

到着したのは、なんの変哲もないビル。

店は地下にあるはずなのですが、
看板もなければ、ビルの中に案内もなし。
途方に暮れた私達は、PRの方に電話して迎えに来てもらう始末……。


ところが、地下に降りると、そこは異次元空間。
Daniel MitchellとGary Cardによる見事なインスタレーションに
言葉をなくしました。




この店は、完全アポイントメント制。
まずウェブサイトで予約し、訪問するという仕組み。
オンラインショップを主体としながら、
そのコンセプトを具現化する実店舗をオープンしたそうです。





この店の注目すべき点は、Balenciaga、Dries Van Noten、Rick Owens、Yohji Yamamotoなど
トップエンドのデザイナーズブランドと共に、
日本の小さなブランドも取り扱っていること。
私が訪れた時は、Ayame、SASQUATCHFABRIX EOTOTO、UNUSED、NONNATIVE、WACKO MARIA、HOBOなどが
並んでいました。

マーケティング担当のJONNY NASH氏に話を聞くと
「日本のデザイナーだからと意識したわけじゃないんだ。
この店らしいセレクションをしたら、
たまたま日本ブランドが多くなっただけ」とのこと。


東ロンドンにある、未来型ともいえる空間に並ぶ日本ブランド。
日本ブランドの素晴らしさをイギリス人に説明される私。
嬉しくも誇らしくもあると同時に、
日本ブランドの持つ真の価値をいちばんわかっていないのは、
日本人なのかも……と考えさせられました。

「LN-CC」
http://www.ln-cc.com/
18 Shacklewell Lane Dalston London E8 2EZ
*入店には事前にメールにてアポイントが必要です。








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