2011年3月15日火曜日

メゾン・エ・オブジェ2011テーマ

このたびの東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に
謹んでお見舞い申し上げます。
すべての人が心をひとつにし、1日でも早く復興することを
心よりお祈りいたします。

こんにちは、川原好恵です。
本日は、1月21日〜25日にパリで開催された
「メゾン・エ・オブジェ」のテーマを紹介したいと思います。



「メゾン・エ・オブジェ」は、その名の通り、
インテリアとホームウエアのトレードショー。
しかし最近では、ライフスタイル全般のトレンドを提案するべく、
ルームウエアやコスメなど、幅広いアイテムが扱われています。
一見してインテリアの見本市とはわからない、
このポスターからも、フランスらしい「Art de Vivre」な雰囲気が伝わります。

同展では、今後のライフスタイルの方向性を示すテーマが発表されます。
暮らすこと、食べること、そして着ることもライフスタイルの一部。
ここで発表されるテーマはファッションにも通じるのです。
大きなテーマは「INTENSITE 」激しさです。
総論は
「感覚や意味、フィーリング、感情のボリュームを上げ、存在についての
あらゆる激しさを体験してみてはいかがでしょうか。」
となっています。

この大テーマを3人のトレンドセッター達が、それぞれの解釈で
空間を作り上げ、会場で披露します。




















<第1ステージ>
「UN-PLUGGED 」電源を切って…
Francois Bernard
スピードの文化と画一化の圧力から逃れるために、放棄することが急務です。
新しい贅沢とは、簡略化した生活の快適さを求めること。
























<第2ステージ>
「HAUTE TENSION」高度の緊張
Elizabeth Leriche

私たちは、あらゆる感覚を総動員して、強烈な瞬間や強い感動を経験します。
香りや音は感覚や感性を刺激します。

























<第3ステージ>
「hypnotic」催眠
Nelly Rodi社 
Vincent Gregoire
恐れることなく、変貌を遂げる時代に足を踏み入れてください。
動き、光、そして3D効果が、新たな展望を示しながら空間をダイナミックにします。




どれも、抽象的でやや難解な解説……。
でも、デザイナー達はこのテーマに独自の解釈を加え、
具体的なプロダクトへと昇華させていくのです。

あなたは、このテーマからどんなイメージを描きますか?

(画像提供/メゾン・エ・オブジェ)

「メゾン・エ・オブジェ」
http://www.maison-objet.com/

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