2011年6月21日火曜日

【中国雑誌】风采美妆VoCE & 秀 美的 6月号

今回は、コスメ・美容系マガジンの「风采美妆VoCE」と「秀 美的」の6月号を紹介します。

どちらも日系マガジンですが、「风采美妆VoCE」は、中国編集部が作った編集ページがたくさんあるのに対し、「秀 美的」には、ほとんどローカライズされた編集ページが見当たらない、という違いがあります。

表紙は梨花。記事でも特集されています。
たとえば、「风采美妆VoCE」には、Webアンケート結果が掲載されていました。「新浪女性」というWebサイトを利用したアンケートですが、よく見るとどんな内容なのかがわかります。
漢字がわかれば想像がつきますので。
アンケートの中身は、国産コスメと海外コスメに対する意識調査のようですが、最初に、月収の回答があります。もっとも回答が多かったのは「月収5000元~8000元」で47.4%。次いで「8000元~15000元」18.4%となっています。
「5000元以下」も16.2%もいるので、仕事によって月収にはかなりの差が存在することが、雑誌のこんな記事からもわかります。

続いては、1年間にコスメにかける費用に対する回答が。
もっとも多いのは「8000元以上」で46.2%!
化粧品市場は10倍以上の伸びで成長している中国ですが、これは驚きの数字です。

3番目は、コスメを購入するときの決定要因です。1位:効能(39.7%)、2位:ブランド(27.9%)、3位:品質(18.4%)、4位:価格(10.3%)となっています。日本人とあんまり変わらなさそうです。

4番目は国産コスメを選択する理由、5番目は国産コスメを買わない理由、6番目は海外コスメを買う理由・・・と続きます。

雑誌には、時々こういった調査結果が掲載されているので、大規模なリサーチを実施することができない中国市場を理解するには、とても役立ちます。


これも「风采美妆VoCE」のローカライズされた編集ページ。
体臭対策に、何をどうすれば良いかが紹介されています。右上には、ミョウバンとレモンを使った体臭を消すためのスプレイが紹介されています。効果はわかりません。

こちらはイベント紹介や製品紹介のページ。世界のCLARINSがあると思えば、日本ではドラッグストアコスメも一緒に紹介されているあたり、とにかくこういうページに出すことができれば、ブランディング可能ということですね。

さて、 「秀 美的」です。こちらは最初に書いた通り、日本版を中文化しただけ、という内容ですので、紹介したいページがありませんでした。
が、しかし、これは一体なんだ?という広告ページがありましたので、そちらをご覧いただきましょう。
キリン一番絞りとエイベックスが協賛しているみたいですが、どこぞのオープニング3周年イベントのようです。日本だったら、開催場所の住所や地図が入っているところですが、まったくその手の情報がない、という日本ではめったに見られない広告です。
さすが中国。

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